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こけし中毒 [君にARTを!]

青森県黒石市の文化再考の最高の道中です。
「30th century NURUYU kokeshi JAPAN TOUR」
盛況です。

http://kuroishi.blog.so-net.ne.jp/

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津軽こけしを、温湯こけしをほぼ毎日ここ数ヶ月間眺めていたら、
やっぱり「めんごいなぁ・・・」と想いつめてしまい。

ほぼ頭が、「こけしで一色」の生活のツケか。
ヤフオクでめぼしいこけし購入紀行。

やっぱり故人というか、昔の方が欲しいということ。好みかな。
それは「こけし」という部分の良さが伝統的であるということ。

正直、11系統それぞれの良さがあって。

どれ!と決めることは厳しいし。
温湯こけしだけでも。
色々眺めながら、この工人のはいいなぁと想うと、
すべてが良く見えてくる。

この「色眼鏡」は、こけしの世界に足をつっこんだ人なら、
容易にわかる「恋心」に似た感覚なのかもしれません。

とにかく。
古い概念は捨ててみて。

職人が手作りで作った一点ものという感覚で見れば、
こけしというツールは、日本の21世紀のリビングでの存在を許されるほど、
優れた調度品です。

モダンリビングにこけしな生活を。

木戸棚から、見つめられる不気味な存在ではなく。
その優れたツールを、生活の中に組み込むだけで、
なにか柔らか時間の同居具合に、何か言い知れない感情が芽生えるような。
そんな大げさでもないような。

細かいことはあえて書きません。
津軽のこけしなら上澄み程度の知識は兼ね備えましたが、
下手には書けないので、上澄みな感じも踏まえつつ。

津軽のこけしは、最も歴史が浅く大正時代の派生。
この津軽こけしは、「作り付け」という技法で、
一本の木から削り出します。

真っ黒な頭のおかっぱ頭。
形は多様。
胴模様には、牡丹、菖蒲、達磨、アイヌ模様が特徴です。

そんな中、津軽こけしを世間に広めたのが温湯こけしの祖(故)盛秀太郎。

その弟子であり故人でもありますが・・。
奥瀬鉄則

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36cmのこけしです。

師匠盛秀太郎の踏襲の過程において。
版画絵にも似た木彫りのような顔つきから、柔らかに削り落とし
しかしながら、その伝統を厳しく守り。
にも関わらず、師の前には出ず。
師の伝統美を昇華した美しき温湯こけしの高峰です。

正直、盛秀太郎のこけしは、その良さが群を当然抜いているのですが、
そのアウトローな感じとは違い、大衆に愛される形、
万人に賞賛され得る形がこの奥瀬のこけしだと想います。

造形の美しさのみならず、その表情どれを見ても、
ボク自身もうっとりしてしまうぐらいの美人です。

川口の展示会でも3万円の値をつけ、
こけしのハローワークより来ましたが、その半額程度で購入。
サイズも少し大きめです。

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毛利昭一

父親がリビングに置いていたのが、師であり父である毛利専蔵のこけしでした。
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何本か毛利専蔵工人のこけしも見ましたが、昭一のこけしは見事にその形を、
さらに1つ上の段階まで引き上げたような、荒々しさがある心地です。

達磨絵の圧巻さは、その彩色で専蔵工人以上の威圧感を生み出してると想うし、
個人的に20代だった父親が「良い!」と想って買った毛利専蔵のこけし。
状態良の昭一が出てきたことで、迷わず購入。

息子は息子なりのプライドがあるみたいな代弁というか。
師匠を越えられるという何か興奮も含めて好きです。

専蔵のこけしを毛利昭一工人は超えた感を僕は抱いています。
ちなみに専蔵が昭和55年、昭一は昭和51年です。(購入年月日)
保存状態が良かったんだろうな・・・。

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盛美津雄

温湯こけし祖盛秀太郎の孫で、直弟子でもあった美津雄工人。

盛秀型こけしを継ぎ、BRUTUSでも「津軽のみやげもん」として、
津軽のこけしの工人の中では大々的に知られる工人ではありますが・・・。

正直、ほとんどこの方のこけしを手に入れるのは困難な状況です。
「みやげもん」なんて気軽な感じではなく、相応の時間や労力を要します。
地元黒石でも滅多に売りには出てこないこけしです。

やはり綺麗。
これは今の美津雄工人に見られる首が少し沈んでる感じではなく、
クラッシックな盛秀形をしているので、より昔っぽさが残っていている感じが
個人的には大好きです。

Y氏からの頂き物で、ボクが所持した最初のちゃんとした津軽こけしです。


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鎌田文市
おそらく津軽系以外のこけしを買うのは人生で最初で最後でしょう。
60~70年代のモダンデザインのパイオニア
Charles & Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)

その夫妻の自宅イームズハウスに存在した2体のこけしのうち、
その詳細が明らかになったのが、弥次郎系の鎌田文市のこけし。

通称「イームズ こけし」
現在は孫でありこけし工人の鎌田孝志氏が、そのDNAを継承し、
復刻させて販売しています。

(こけしでは、孫も含め復刻というのはポピュラーなことですが、
 やはりオリジナルというものを簡単には模写できていないというか、
 出来ないのが恒常な気がします)

これは鎌田文市オリジナルです。

重ね菊文様が、美しく、経年のこの艶もまた秀逸です。
奥瀬のこけしもそうですが、黄色や緑が残っているのは本当に凄いことです・・・・。
直射日光が天敵なこけしにとって、緑と黄色は失われてしまいやすい色です。

このデカさにも驚きましたが、とにかく綺麗としか言いようがないこの感じです。

「イームズ夫妻も持っていた」ということであれば、敷居が高そうですが、
孝志氏の復刻よりも安く、オリジナルの文市氏のこけしは手に入ります。
おそらく、想像以上に文市作の数があるのだと想います。

興味がある方は是非!
良い状態のが出品されるのを待つのを薦めます。
良状態でも、2000円もあれば余裕で買えてしまいますから。

温湯こけしには、「誕生こけし」というものがあります。
生まれた子供の身長体重が同じこけしを作ってくれるのです。

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僕も32年前に、現在も健在の温湯こけしの工人「阿保六知秀氏」作成の
誕生こけしがあります。

今回、六知秀工人の息子で、津軽工人会にも所属している若き工人
阿保正文工人に、娘の凛々子の誕生こけしの作成を依頼しました。

実は、30th century NURUYU kokeshiでも、正文氏の精巧な寸こけしは
好評で、東京埼玉ともにSOLD OUTでした。

とにかく顔が美人。
盛秀太郎の顔の鋭角を削り、柔らかにしたのが奥瀬なら。
正文工人は、師匠の阿保六知秀 工人の柔らかな顔を、
あえて鋭角に削りだすような。
素朴さも加えた顔つきが本当に、僕好みで。

「注文してみたい!でかいのを観てみたい」とムラムラした次第です。

他にも。


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東日本大震災のチャリティーこけし
(阿保正文工人・阿保金光工人)


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7月末に黒石を訪れた際に購入した埼玉で初日即SOLD OUTした
本間直子 工人(左)のグラデーションの美しいこけしと
頂き物の小島俊幸 工人のこけし(右)
※ビニールに入ってるのはうちの娘が、こけしのスベスベ感が楽しいことから
 なぜか舐めたくなるようなので、ガードです(笑)
 濡れると色が落ちてしまうので、水分も基本天敵です。

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そして、毛利専蔵 工人同様に。
我が家のリビングに当たり前にいた長谷川辰雄 工人のこけし


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愛すべき青森県黒石市の「津軽こけし館」では今夏。
津軽こけし館では、『うれし!たのし!こけし!ポケットこけしパークへ!!!!』
が、8月21日までやっています。
http://wageblog.exblog.jp/

「ここにも、ステキなこけしがいるんだろうな・・・・」とそんなこと想う時点で、
少し中毒です。

ボクは温湯こけししか基本買わないので、こっから劇的に数が増えることはないだろうけど、
やっぱり欲しいですね、盛秀太郎。

まぁ欲しいと思う気持ちが、必ず引き寄せる。
これが大切です。
ずっと想うと必ず手に入る。


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コメント 3

FUCKINTOSH66

すまぬ、なぜかgmailが不具合でまったく返信できない状態。もし可能だったらソネブロのメッセージに再送してもらってもよろしい? と、この記事拝見するに、東日本大震災のチャリティーこけし/阿保正文工人の大五郎ヘアカットな子がとくに好きだわ〜。
by FUCKINTOSH66 (2011-08-06 02:07) 

ルースターズ

>F66様
メールしますね!
のちほど!
by ルースターズ (2011-09-01 08:41) 

*日本土鈴館*

うちにもたくさんこけしちゃんあります(^-^)よかったらコラム見て下さいねぇ~(^0^)/
by *日本土鈴館* (2014-06-02 13:31) 

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