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友川かずき ゴールデンベスト [君にREALを!(音楽編)]

母の見舞いの間にも、病院から程近いショッピングモールのCD屋のワゴンの中に、
このCDを見つけた。

長く聞きたかったその人、友川かずき。

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小川真一氏のライナーが的を得ていて、そのままネットに掲載したいぐらい。

おどろおどろしく、見てはいけないもの。
聞いてはいけないもののような、そんなギターの掻き毟る音とその声。
見てはいけないものや聞いていけないものの多くは、
目を覆いたくなるような真実であることが多い。

そういうものは、思考を呼び頭をめぐらして、自分の価値観の葛藤を呼ぶ。
どれが正解か、数式を解くように、いくつもいくつも仮説と証明を繰り返していかなくてはいけない。

それは面倒で、そしてやらなくてもいいこと。
だから蓋をする。
俗に言う見て見ぬふりというヤツ。

見て見ぬふりで、呵責に耐えられるのなら、
それはもう無い物にもなる。

そういう真実と、見なくていいものが友川かずきで。
そしてその音楽こそ、音楽というより闘争に近い激筆な心地でもあり、
聞いていれば、見えない感情が浮かんでくる。

家族のことなども気にならなくなり、自分の立っている場所と意味を
何度も問うて、その何度もの問いに波のように繰り返し問答を繰り返す。

友川かずきが、世間の第一線に出てくるわけでもなし。
東北独特の訛がさらに、その楽曲に必要以上の魂を乗せる。

真実や現実が投影される紙芝居のようにも聞こえる
その禍々しい音から、あまりに美しすぎる情を見つけ出してしまった。

年末に聞きたくもなかった消費曲がすべて、嘘っぱちに聞こえてしまう。

嘘っぱちばかり聞いてると、きっと本当のことがわからなくなってしまう。

母の見舞いで、削られた気持ちがこのCDでさらに追い討ちをかけたことは
また事実ではあるが、それでいても現実はこんなにも深く暗いことを覚悟できた。

日本語の素晴しさと、ギターの野生感を十分に感じれるアルバム
クレバスのように深く暗いけれど、そこをつたう水は透き通っているのです。


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きゃりーぱみゅぱみゅ 「チェリーボンボン」 [君にREALを!(音楽編)]

HAWAIIから戻り、喧騒に絡まれ。
挙句、精神的にLOWになったまま、つい1月末日の試験まで
抑圧された生活を送っていました。

少しでも勉強以外のことをすると、「俺こんなことしてる場合じゃない!」
と否定的に考えてしまい、空いた時間は勉強してるか勉強をしていない罪悪感に
苛まれない程度にテレビを見たりと。

久しぶりのド級のプレッシャーにどっぷりでした。

そのプレッシャーの中、終わったらあれをしようとかこれをしようとか。
そんなことを頭の片隅で。

そんなことも2、3時間もあれば済んでしまうのに、
その罪悪感には打ち勝てず、仮に成してしまった後も、
「俺は勉強もせずに・・・」と尾を引く嫌な感じのケイゾクには耐え切れないので、
結局手付かず。

この試験が終わった時にも。
試験が終わって40分後に池袋で24時間二日酔いになるぐらい
飲み倒したあとでも、やってこない充実感は、試験が終わって初めての3日後。
夜勤の入りの時の充実感に到来。

もう今のボクの視界の良好感と言ったら(笑)

というわけで、華麗に復活。

ちょっとしたダウナーな曲なんか聴いたら、即LOWになってしまうので、
通勤の音楽ですら、気を使う始末。
JOY DIVISIONギリギリアウトな世界でした。

この間、クロマニヨンズを聞いて、エイトビートをアンセムにして。
なんとか気持ちを奮い立たせて。
その繰り返し。

もはや、斉藤一義かクロマニヨンズか踊ろうマチルダか。
なんと選択肢の狭い時間を彷徨っていました。

もっともっと言葉の強い音楽を聴かないと、こういうときは乗り越え難いと、
そんな風におもいました。

今も昔もロックンロールに支えられてることの感謝を。
そして、幸福です。

書きたいことはたくさんです。
故、この場所で死ぬまで書き留めるのです。

飛躍の30代。
少し我慢しながら、辛抱強く高低を繰り返しながら、生き方を肯定する時間です。

そんなせわしない時間の中、
踊ろうマチルダの旧譜を買いに、渋谷ディスクユニオン。

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軽快に流れたこの音楽が頭にくっついてしまい、しばらくこのループに苦しみました。
やるな、きゃりーぱみゅぱみゅ。
この反復程度に心が吸い込まれるぐらい、ボクの心は穴が開いていたのでしょう。
試験終わって、改めて聞いてみたけど・・・・・。

なぜあのときに、あんなにもループしたのかは未だに不明。
時代のアイコン的には、嫌いじゃないパターンです。

シノラーみたいでね(笑


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JUJU 「HELLO AGAIN」 [君にREALを!(音楽編)]

JUJUが好きな訳ではない。

「JUJUが好きなの?!」と聞かれたら「へ・・-」と答える程度で。
伊勢丹でスレ違いました!とだけ答えます。

じゃぁ、なんで?といわれたら、ボクは「HELLO AGAIN」中毒なんです。
自他ともに認める、「HELLO AGAIN」中毒なんです。

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MY LITTLE LOVERも好きではないんですが。
このJUJUを聞いて、AKKOの危うい感じ。
決して上手こそが、その歌の空気をつかめるとは限らないと想いました。

とはいえ、ずっとAKKOで聞いてきたけど、
馴染んでしまった部分が大分あると想うんですが。

AKKOのLIVEの映像もYOUTUBEかなんかで見たけど、
もうなんだろうな。あの感じは、この歌の物語を増幅させるというか。

この曲の虜になった理由も浅いというか、さして無いし、
未だに歌詞の意味も完全に飲み込めてないし。
その物語、自己にて未完なのに。

このメロディーも、そして衝撃的だったMY LITTLE LOVERの1stのジャケットも。
なんもかんもが、この曲については中学生の頃には、
斬新すぎたというか。
オシャレすぎたというか。

そのトラウマが残像としても残ってるのかもしれません。

JUJUのPVは良かったです、今となってはYOUTUBEでも見れませんが。

今後もこの中毒は続きます。
決してキラキラしたものではないけれど、こういう気持ちも全部ナシにする必要もないし、
今、この曲を違う感じで聞けるぐらい、この曲ぐらいはずっと聴いていた気がします。

これからも聴くでしょう。
で、AKKOには勝てないっすよ、って想い続けるでしょう。
それでいいと想います。

懐かしい曲だねって言いたくない。
どんな曲にもずっと聴いていること、聴くこと。
それなりの時間を持つこと。

そうやって転がる人生こそが、いつだって。
そういつだって。

このシングルの感想を一言と問われれば。
「豪華すぎる」


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KOJI1200 「アメリカ大好き!」 [君にREALを!(音楽編)]

週末にBBQをした。
疲労と満腹の中。
土手から浴室までの道のりの遠さは絶望的だった。

重い足を引きずって。
のらりくらり歩く。
ふと新聞屋の前。

足を止めるスポニチの広告。
「読むならイマダ」
今田耕司であった。

なんで今田耕司なんだろう。
なんで、ダジャレなんだろう。
スポーツ選手でいいじゃないか。
でもスポーツ選手は、贔屓になっちゃうからダメなのかなと。

んなどーでもいいこと考えながら。
浴室へ急ぐ。
身体はベタベタだから。

今田耕司で思い出すのは、ナウロマンティック。
で、「KOJI1200」

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ゲイシャガールズ程のセールスの確信さは見えないものの。
悪ふざけと強引さと笑いが詰まったいい大人の遊び。

今も十分に楽しめるアルバム
おそらく廃盤。みつけても廉価。
ほぼゴミ扱い。

でも聞けばわかる質の豊かさ。

プロデュースは、テイトウワ。
基本的にテイトウワは、聞かない。
基本的につまらないというのが、ボクの本質的な意見。

でも真面目に作ったものって。
長い時間が経っても、それなりに聞けるもの。

ふざけてる部分は、今田耕司という最初の段階からしっかりふざけてる。
音は一切ふざけていないし。
ナウロマンティックは、個人的に思い出がいっぱいなので(笑

あえて歌わず、ポエトリーリーディングのような手法の「モダンナウ80’s」
岡崎京子との作詞合作!

東野とのバ(ア)カペラの「やすだのねぇちゃん」も真面目に聞いてしまうところ(笑)

本気なのかふざけてるのか、「ワインレッドの心」カバー。
この辺は、当時は間抜けだったろうけど、今聞くとそれなりに面白いカバー。

そして、トドメのラヴコネクション。

今田耕司だからという斜めな見方ではなく。
あえてKOJI1200という見方で。

丁寧で馬鹿マジメ。
計算された緻密さ。
それでも完璧にならないのは、今田耕司だからなのか、テイトウワのマジメさなのか(笑

にしても、ダラダラ聞いてるけど。
凄くいい。

アメリカ大好き!
ボクも(笑)

曖昧さと、とぐろの真ん中にある。
キラキラした体液のようにも見える妖しさとドキドキ。

このナウロマンティックが出たとき。

当時付き合ってた彼女が、ヴァレンタインチョコと一緒にプレゼントを渡したい。
んなこと言われたんですが。

プレゼントって嫌いなんです。
昔から。
なんかね、その後ちゃんと返さないといけないなぁって万年心残りだから(笑

で、当時リリースしたナウロマンティック。
これがいいし、これでいいと。
そう伝えて、じゃぁそのCDと他に何か!と言われたけど。
一番欲しいのがKOJI1200!って。
当時川口にあったヴァージンメガストアで買ってきてくれて(笑)

嫌な顔少しして。
2月14日にはステキな笑顔で、
チョコレートとナウロマンティックを贈ってくれたってこと。
忘れません。

あの娘が今はきっとステキなダーリンと結ばれて。
HAPPYでありますように。



ちなみにその娘から貰ったナウロマンティック。
短冊の形のシングル。
未だに今田に持っています。


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大貫妙子 「ROMANTIQUE」 [君にREALを!(音楽編)]

大貫妙子=シュガーベイブ。

一度、大貫妙子のソロを聞いてみたくて借りてアルバムには、
良さが見出せず封印。

時間の経過のち。
久し振りにというか、ディスクユニオンで「romantique」が安く売っていたので、
意を決して再び、大貫妙子の世界へ。

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予備知識が無い分と、先に書いたシュガーベイブの印象を強く持って。
レコードの針を落とすと、「CARNAVAL」
まぁカーニバルなんですが語意は。
個人的に「カルナバル」と言う言葉の響きが好き(笑)
植田ひとみの時にもそう思ったんですけど。
意味は無し、ただ好き。

このカルナバルが、まさかのテクノアレンジ
というか、YMO。

ロマンティークは、YMOか加藤和彦という、優れたアレンジャーの下に作られており、
1曲目のテクノアレンジ以外は、全て柔和な世界の下に構成され。
丁寧な印象。

さっき色々読んでたんですが、「ヨーロッパ」といわれてるそうで。
ボクはよくわからないんですがね(笑)
ヨーロッパの景色が見えるでしょ?ホラ。みたいな感じなのでしょうか?(苦笑
やっぱりわからん。

単純にヨーロッパの地名を歌詞に起こした感も多少ですが、
歌詞を読んでも、日本というよりは大陸なイメージは確かにありますが。
望郷でもない他国の情景を呼ぶよりは、なんとなく聞き手のイメージでいいとは思います。

全体的にやわらかく、嫌味も薄い感じ。
何より声もしっとりしてるので、1人のBGMにも邪魔にならず。
何か物足りなさを感じながらも、レコードを替えられないジレンマの中。
やっぱり聞いていたいと尾を引く感じです。

実際のとこ、レコードもCDも結構買っていますが、ちゃんと聞いて、
なんか発見があるのは、そんなに無いものです。

このいアルバムも、あまりにカルナバルのスタートが度肝を抜いてしまったのと。
YMOの再始動のニュースもちらほら読んでたので、YMO再考のキッカケ的にも
非常に印象深い感じです。

と言っても、ほぼストリングスで、ピコピコしてる感じはこのアルバムには無いのですが(笑

大貫妙子の必要性は、大貫妙子の声であって。
何か、細い糸が綺麗に紡がれるような。
絹糸にも似た繊細さと大胆さがあるところだと。
鳥の羽のような感じもあるけれど、強さは奥でゆらゆらしてるだけで、
初期(シュガーベイブ)には見られる羽ばたきのような印象は、
知った10年ぐらい前の随分ソロなときには無かったわけで。

口ずさむだけでも、空気が細くなる。

そういう印象も強かった分、YMOアレンジのカルナバルは、
何か勝手なボクの大貫妙子像を崩し、更に聞いてみたい気持ちにもなったわけです。
機会を見つけて、気長に聞いていくつもりです。

絶賛したカルナバル。
これが大貫妙子の曲だと思って聞くと、なぜか感じたことのない新鮮を覚えたわけです。



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研ナオコ 「NAOKO KEN ORIGINAL BEST HIT」 [君にREALを!(音楽編)]

久し振りというか、かもめはかもめを聞きたかったのと。
帯に「みにくいあひるの子」(を収録)って(笑)

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いくら研ナオコにしても、暴れすぎであります。
1978年11月の作品。
ボクは生後1ヶ月です。

前年草を食って、起訴猶予もらっています。
半年の活動自粛。
そして、かもめはかもめに出会うわけです。

悲壮感というか、切実切迫感は楽曲にも十分垣間見えます。

中島みゆきの楽曲を多く歌っていますが、
薄幸の美人ではないというところが、研ナオコのいいところで、
リアリティもあります(苦笑)

なにより、研ナオコの歌い方がいい。
決して伸びやかではなく、なぎ倒す感じも薄い。
静かにそえるのでもなく、消えてしまいそうなろうそくの火が、
ためらいも無く消えてしまうような、瞬間に消えてしまう感じ。

現代では、この手の歌手は基本見ません。
多くの楽曲の選択肢の中でも、研ナオコを選択しないのだとはおもうけど、
この選択肢は、多いに優れています。

このヒットに恵まれるか恵まれないかの境目が、基本的に歌謡曲の
一番蜜な部分で。
佳曲がとても多い。

結果、かもめはかもめがいいけど、夏をあきらめてはあまり好きじゃないと
感じてしまうので、この78年前後は研ナオコが歌手として、時代に合致した時間。

ボクが生まれた年は、このような曲も愛された時代で。
昭和50年初頭、1970年代の終わりは日本の音楽の選択肢が様々な局面で、
熟成を迎えた頃ではないのかとも勝手に思います。

歌謡曲なので、ベスト盤の嵐だと思うし、どれがいいとは言えないけれど、
まぁ帯とジャケで個人的には、KOされました。

そして、少しの関連で言うと、堺正章の「さらば恋人」の7インチ。

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嬉しかったなー。
これ見つけたときは(笑)
大好きな歌です。

ピーターマックスのようなジャケットを羽織るマチャアキが最高に秀逸な1971年のEP。



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登川誠仁 「青年時代の登川誠仁」 [君にREALを!(音楽編)]

沖縄で時間を過ごしましたが。
カーステレオから、一番気に入ったのは「登川誠仁」でした。

ボクも「ナビィの恋」で知ったクチですが。
以降日常的に、登川誠仁を聞いています。

もはや沖縄民謡が我が家で日常になったのは、
この方のおかげです。

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晩年しか知らない音源でしたが。
この「青年時代の登川誠仁」は凄い。
早弾きもさることながら。
三線ってこんなにとぐろみたいなグルーヴが巻くんだと。
圧巻です。

きっとこのCDじゃなくてもいんだけど。
登川誠仁じゃないと聞かないだろうし。
そういった意味で、ボクみたいな素人には入り口です。

新しいアルバムも出るようですし。
是非聞いてみたいとこです。

11月に津軽に行った折、「黒石よされ」のレコードも買ったんですが。
なんやら民謡づいてる最近です(笑)

若くしてこの声、この技術。
日本にはまだまだこういう人がたくさんいると思います。

民謡は民謡。

それを垢抜けた形にしてもしなくても。
良さは変わらない。
逆に、茶髪や金髪などで「NEW WAVE!」みたいの方が違和感を感じるもので。
ニセモノだなこりゃぁ。と勝手に思う。
津軽三味線の世界はそんな印象が強すぎて、初代竹山以外は聞く気にもならない。

こういうのもまたボクが、容姿ありきで判断している、偏見なのかもしれないが。

このアルバムを聞くにあたって。
参考に読んだHP
http://homepage2.nifty.com/ryukyuko/html/okina-wa-11.htm
http://homepage2.nifty.com/ryukyuko/html/shimauta-seigwaa.htm

ホンモノは、容姿や姿勢に現れるものだと思う。
その佇まいだとか、人なりだとか。

写真1枚みても恐縮してしまうぐらいの人であり。
この人の声を一度、ライブで感じたいとも思ったりもする。

沖縄は好きな場所でもある。
そう思えるのは、時間の流れだとかそういうものではなく。
こういう民謡が大切に流れる風土だと思う。

沖縄の民謡を他の場所で聞いても、なんだか居心地が悪いのと同じで。
南の島でしか味わえない空気に馴染む三線の音と声が。
沖縄を実感させてくれる。

このアルバムはとても良かった。
緑の沖縄も好きで、ソウルフラワーユニオンとの饗宴も。
本当に面白かった。

懐深く、また自分への探求をするからこその巨人。

ダラダラ聞きながら。
車窓を眺めて。
目的地を目指す。
信号に捕まったら。
気が休まる。
耳に入ってくる、違和感なく。
信号を待つ時間が楽しくなる。

沖縄で聞く音楽としては、安室奈美恵とはまた違う、奥ゆかしさであります(笑)
これが沖縄のジミヘンドリックスです。



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椎名林檎 「無罪モラトリアム」 [君にREALを!(音楽編)]

椎名林檎10周年。

椎名林檎のことは以前書いたので。
もう今更キャンキャン吼えまい。

にしてもこのタイミングでのアナログ
そう考えると10年待ったよ(笑)
昨日は改めて聞いたけど。
この1stは本当に凄い。

「塩化ビニールが・・・きたーーーっ!」

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山本高広ならきっとそう言うね。俺は言ったよ自宅でね。(笑)
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TM NETWORK 「GET WILD’89」 [君にREALを!(音楽編)]

小室哲哉の逮捕にあたって。
マスコミの蛆虫が涌く様な、薄汚い報道を散々読みました。
言いたい放題言っている輩の言葉も耳にしました。
そこに混ざる音楽評論家と称して、
テレビに出る見識の薄いおっさんどもの意見も聞きました。

ではと言うか。
個人的に想うことを、書きたいと思います。
これは個人的な見解であり、何か実証に基づいた論説でもありません。
批判批評はしますが、その責任においては自分にあります。

しかしながら、「小室哲哉」という人間の作った音楽は少なからず
自分の音楽史の中に一切無いとは言えないし。

幼き頃は、小室哲哉で育った時分もあったのです。
それを「醜落」だとか「転落」だとか言う言葉には形容出来ないのです。

作文になります。
暇な方だけ。
そして興味のある方だけ、お読みください。
そして、何かありましたら意見、批判も含めいかんなく、コメントを残してくれたら嬉しいです。



「GET WILD ’89」
イントロが半端ないGET WILDのロングバージョンってヤツです。
この曲は、当時小学生だったボクには、とっても衝撃で。
友達の家で聞いたときにはビックリしたものです。
小学校5年生。

当時、CDデッキを持ってるというか、CDを聞く媒体を持ってる家庭は非常に少なかったし、
前にも書いたけど、ボクの家には音楽を聴くという文化が無かった。
父親は津軽の人間で、演歌が好きだったし。
母親は五月蝿いとテレビもつけない人だった。

ラジオも聞かないボクには音楽を聴くということが本当になかったし、
テレビもあまり自由に見せてくれる環境じゃなかった。

我が家にはCDはもちろん、レコードも1枚も無かったし、カセットテープの1本も無かった。
89年の時点である。
実家は現在でも現状は変わらない。

友達の家でCDでこの曲を初めて聴いたときには、本当に衝撃だった。
イントロの長さも。
そしてこの音も曲も。

友達の家の間取りも思い出せるぐらい、記憶が焼きつく一瞬だった。
この日、ボクは初めてTM NETWORKを知る。
CDを手に入れるのはまだ先の話。

あれから、19年。
時間はどう経過したのだろう。

時代の寵児。
出す曲出す曲ミリオンヒットを生み。
ミリオンヒットがいつの間にか、あの時代のセールスの指標になっていた。
ミリオンになるか?ならないか?

そんな時代でCDは宝物であり、流行を示すコンパスのようなものだった。
必需品であり、次の道しるべすら示すものであった。

このTK時代が明らかに、日本の音楽をダメにしたという気持ちがある。
傍観を気取っているが、avexもまた音楽を完全に商いにした会社の大罪でもある。

会社だから、商いにするのは当たり前なんですがね(笑)
音楽と言う不可侵で、芸術でもあり魂であるものが、ただの消費されるものにしてしまったのが、
このTK時代であると。

今のコンサートを見て欲しい。
70年代以前のヒット曲をデカイハコで歌う歌手は存在する。
最小限のバンドの音で、スタンダードでありながら、人生の風景に溶けた歌を歌うが故。
人々は懐かしさを求めて、その風景を辿るそのBGMがその人の人生の曲だったりする。

じゃぁTKはどうだ?
篠原涼子の歌を聞いて、なにか感慨深い気持ちになるか?
せいぜいストⅡの主題歌だった程度だろう。

ボク個人ではスキだが、「H jungle」の世間の今の評価は?
そんなもん聞かなくてもわかる。
下手すりゃ忘れてる。
ダウンタウン全盛で、HEYHEYHEYがその時代を映す音楽番組だったから、
その連動だけだった話。

完全に「消費」されてるだけ。
カラオケのカルチャーも手伝って、小室哲哉の楽曲はカラオケにも適していたと思う。
派手に騒いで、派手に歌える。盛り上がるという図式は、当時の欲求に忠実だった。
誰にでも歌いやすく、誰にでも「それなり」だった。
「それなり」というのは、どの時代にあっても「それなり」で。
今でもそれは変わらない。
つまりは、「それなり」なのであり、特別ではない。

アルバムのセールスは爆発したか?といわれれば、おおよそシングル
日本全国の小僧小娘の小遣いを巻き上げた感じはしないだろうか?
ボクの従兄弟は、シングルを買わないって言っていた。

¥1000で、せいぜい2曲より、¥3000で10曲。
普通に考えれば、当然アルバム。
しかしながら、小僧小娘に容易に¥3000を支払うだけの経済力があるだろうか?

そんなもんは無い。
そうやって、購買層は決まってくる。
若い小僧小娘は流行に敏感だった時代だった。
流行ればすぐに流される。
そういう時代の中でのTKだった。

音楽性の中に富んだものよりも、1つ中毒に近い依存もあったかもしれない。
故に小室哲哉のリリースのスピードは異常なぐらい早かった。
早いスピードでリリースし、アルバムを売ると爆発する。
globeがその戦略ではないか?
~MIXというのは、TKにとってはお手の物で。
シングルとは違う演奏という手法は、非常に魅力的で消費者の心情を理解していた。
買ったシングルとは違うというのは、必須でなくてはいけないはず。
後期の小室哲哉とavexは周到だった。

ただあの時代に合っていたということは、紛れも無い事実だったと想う。

話は逸れたが、コンサート。
TKファミリーと呼ばれた多くの人々のコンサートは、大掛かりな舞台装置を用いた。
コンサート、ライブとは異なり、「ショー」であり「エンターティメント」だった。
現在にも脈々とその流れもあるが、多くは未だに「avex」からCDを出してる人ばかり。

その結果。
小さな舞台では、楽曲の真価は見えない。
真価じゃない偽りというか、大体CDにダンサーは見えない。
テレビも含めた披露する場があっての、ユニットであり集合体だった。

そもそも、ダンサーを用いた時点で、これどうなの?って。
メディアありきの音楽が、真摯に向き合った音楽を圧倒的な商業力で踏みつけていく図式は
ここに完成を見たと想う。

trfの存在は、凄まじい。罪に近い。
それを生み出したavexの才覚は、やはり今日まで生きる企業の礎でしょう。
誰もavexなんて知らなかったんだから。松浦正人の仕事。

そしてTK。
片っ端から、プロデュースをして流行の最先端に押し上げるあの威力は、
間違いなく、歴史上彼が最初で最後だと思う。

彼の存在を踏み外さず周到に学習・根回しをして、骨の髄まで搾り取る体質が
「つんく」のスタイルで。

楽曲云々ではなく、女子という媒体は最高にして最強の素材
それを余すことなく金にするのだから、凄まじい。
それが「ヒットメーカー」と勘違いなことを言うもんだから救えない。

しかし、小室哲哉の比にならない。
今の彼を見ればいかに、当時の音楽と彼の方向がマッチしていたかがわかる。
完全に取り残された格好を見れば。

そして、彼の楽曲の翳りだとか言うけれど。
一番の要因は、CDの手に入れ方が変わったことにある。

これは1999年頃からCDは、まったくコピー出来るという1つのスタイルが
爆発的なパソコンの普及で浸透したからだと思う。
事実2000年以降は、爆発的にCDの売り上げが落ち込んだ。
(余談だが、99年の宇多田ヒカルの1stについては、バラマキの地域振興券の持て余し)

トラックはそのまま。
ジャケットはコピーしてしまえば、¥3000出してたものが、数百円もかからず
手元に存在するのだから、よっぽどのものでないと¥3000、いや¥1000も出さないでしょう。

小僧小娘の財布は、限りがある。
故に、セールスは把握できない潜在的な実情へと変わり。
それはボク自身も、MDの普及からこのCDーRの流れで随分CDを買わなくなった。
(レコードに関しては、狩猟のように買っていたが(笑))

誰も彼もが高額で買っていたものが、もっと気軽に音楽を手に出来るようになり、
「エンターティメント」性は残ったが、
消費されるという図式が顕著に出たのがTKの終焉ではないか?と
TK同様にこの波に飲まれたユニットは沢山いると思う。

小室哲哉の楽曲は死んでいなかったのだが、音楽自体が消費的なものであり、
買った人の多くには心底突き刺さることなく抜けてしまっただけのこと。
金太郎飴みたいに同じような印象を持ち、
80年代の先駆TM NETWORK以外の楽曲には簡単に零れ落ちる感じは否めない。

そして、香港への進出。
単純に考えて、香港からエンターティメントをというのは、無謀。

中国人に批判的な意見ではないが、多くの香港エンターティメントは海賊盤とのいたちごっこであり。
正規品なのか、海賊なのかも判別しがたい現状が上海でも見られた。
正規品といいながら、普通に落丁している商品も多かった。

日本とは違い、アジアのマーケットというのは、無法地帯であり。
それと対抗するには、コンサートなど確実に金を取れる方法かメディア媒体への露出が濃厚で。
現に香港のスターは歌で財を成したというのは聞かない。
多くが俳優であり、多くが女優である。
そんな場所が拠点というのは首をかしげる。
プロデュース業と言っても、根本と地盤が違いすぎる。

台湾は日本や韓国の交わるエンターティメントに柔軟な印象がある。
しかしながら、日本と同じような舞台装置は容易ではなく、
アジアでコンサートというのは非常に金がかかる割りに、利益にはならないのではないか?って
印象も強く、やはりCDは無法地帯になっていると思う。

そう考えると中国経由ハリウッドなどと言ってる前に、中国で全てが終わるのは
簡単に想像できると思うのだが。

ハリウッドを次世代を見据えた戦略は失敗した。
という見解。

CDを出すにも、アジアで売るより日本で売ったほうが利益は確実だし的確。
アジアでプレスしても、中身の変わらない海賊盤を買うのは、
現地の人間にとっては、合理的な判断だろう。
ただそう見越しても、ハリウッドへの野望があったのだろうと。

では、どの方向がTKにとって最良の選択だったか。

90年代初頭、頭打ちでTM NETWORKには、その勢いは無く。
globeの没落も酷いものだった。
今回のglobeの新曲もTM NETWORKのカバーと聞いて呆れたもので。

やはり、細々とプロデュース業が一番であったと。
ただあのバカ過ぎる浪費を考えると、やはり消えてしまう運命だったのかもしれないが。
詐欺というバカげたことにはならなかったと思う。

小さなレーベルを立ち上げ、
「つんく」のごとく、女子をプロデュースし続けても良かったのではないか?
大掛かりな舞台装置は無くても、小室哲哉の名前とその女子の潜在能力を鑑みながら、
原宿アストロホールあたりでやっていても・・・・。

いつかの逆襲を見据えながら。

TM NETWORK時代の楽曲は、あの時代の先を行っていたと思う。
宇都宮と木根ありきの、3人の音という捉え方。
当時の腰の入れ方も、以降のプロデュース業と雲泥があったはず。
誰もが歌えればいいってものではなく、宇都宮ありきの楽曲の創造。

今聞いても、GET WILDは胸に残る。
DNAに刷り込まれてる気にもなる。

小室哲哉の音楽の多くは人生の風景にならなかったとボクは言ったが。

このGET WILDだけは違う。

友達の家を出て。
忠実屋を背中にしながら。
メイツ川口に本町モータース。
煙草屋の角を曲がって、理容室に華月堂。
寿司屋にゴルフ用品店。

11歳のあの日GET WILDを聞いて帰ったあの景色を忘れない。
あの日の気持ちも。

ボクの原点の1つには、小室哲哉がいる。
誰にでもある音楽と触発。
その原点の1つが、11歳にあったと思う。

だからボクは未だに小室哲哉を。
TM NETWORKを聞く。
恥ずかしいとは思わない。

11歳の自分にルースターズを聞かせても絶対理解出来ないように。
11歳のボクに理解できたのがGET WILDだったってこと。

だから、小室哲哉は決して落ちない。
どんな形であれ、GET WILDから続く道は今ここにあり。
これから先へと続いている。

1円でも多く生む音楽じゃなくて。
1人でも多くの景色になる音楽を。
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西岡恭蔵「ディランにて」×松田優作「Uターン」 [君にREALを!(音楽編)]

凄く好きな歌があります。
西岡恭蔵の「プカプカ」。

愛溢れる歌詞で、恨み節にもならなく。
少しやわらかくて優しくて。

どこまでも、のんびりで。
ロードムービーみたいで。

「おいら」「あん娘」「あんた」「あたい」って言葉の魔法かもしれないとも思ったりもして。

この歌にはモデルがいて、
それが安田南だったのを知ったときには、更にビックリしたもんで。

安田南は本当に美人で。
ボクが安田南を聞いたのは、CD復刻で。
ジャケットが少しエロいというか、凄くセクシーなんっすけどね。
それ以上に歌がセクシーなんですがね(笑)

んま、福山雅治のカバーもそれはそれは愛があって良かったんだけど。
にしても西岡恭蔵です。

正直この曲が入ってる「ディランにて」しか知らなくて。

00000120872.jpg

色々調べたりしながら。
既に故人になっていて。
奥様を追う様に。

そうなんだぁって思いながら、買った松田優作のLP「Uターン」に
西岡恭蔵と奥様「KURO」名義の曲「うわきのブルース」って曲があって。

PA0_0131.JPG

これもまた何かのタイミングかなぁって思いながら聞いておりました。
アルバム「Uターン」は大野雄二が全てのアレンジをしてるんだけど。
あの獰猛なルパンのナンバーな感じではなくて、ブランデー灯るような。
そんな甘くて香る呼吸が詰まる濃度のアルコールのピンとした感じのアルバムで。
POPさだとか、ブギーな感じは無い。

ただひたすらに、ゆらりゆらしながら聞くものだったりするけど。
西岡恭蔵の歌が既にそういうこと、晩年の映像を見たけど。
フォーク?いやいや、もはやブルースでしょ?これはって思ったりしたもんだから。
あぁこういうことかって思ったりしながら、優作の声も疑わずに聞くことが出来る。

ストリングスも非常にゆっくり静かに流れて。
いつもの喧騒じゃなくて、自然に身体もゆらゆらしちゃう。みたいな心地。
思えば、プカプカもそうだと、反復を繰り返しながら。

気がつけば、タバコが吸いたくなって。
タバコを探してしまったり。

風邪っぴきのオイラにゃぁ、今は煙は毒だと思いながらも、
煙を探しております。

いつのまにか、BGMは西岡恭蔵から優作さんに変わっております。
「フォーク」から「ブルース」
大人になった気分になっちまう。

時々、ブルース。
来週三十路。

歌詞もアレンジも少し違うけど。
やっぱりプカプカ。楽しそうなプカプカ。

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