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ザ・コレクターズ@日比谷野外音楽堂 [LIVE OR DIE ?]

雲厚く。星が1つも輝かない日比谷の夜。
目の前には、音楽堂。野音。

こんな特別な日でも雨な、呪われた雨男っぷりに、自分でも落胆。
しかしながら、会場にはお揃いのユニフォーム。
THE ROCK'N ROLL CULTURE SCHOOLの学生さんたち。
綺麗な服を身に纏い。
おそらくは全国から、この瞬間を待ち焦がれた人の期待とは裏腹に。
開始10分前。
申し合わせたように雨が降り出す。
小雨は大粒に変わり。また小雨に変わる。その繰り返し。

演奏が始まった瞬間に、照明の光にあわせて。
音もなくゆっくり降りる雨が、照明色に色を変えながら。
透明のレインコートに身を包む会場を埋めたファンをも彩る。

「ロックンロール」そうMCで繰り返されるたびに、体がシャンとなってしまう。
20年転がった音楽。
平坦ではなく、紆余曲折の流れの中。辿り着いたであろう今の場所。
しかしながら、僕は聴いても聴いても、ロックンロールという範疇にコレクターズを置けないのです。

20年の突き抜けてきた現実を無しにしても。
極上の「ポップス」。
ロックンロールを突き抜けたポップス。
昨日も楽曲を聞きながら、コータローのギターを聴いても尚、その気持ちは揺るがず。

加藤ひさしの声が、遠く日比谷の緑を照らすたびに、僕の心が笑う心地。
初期のナンバーには、やっぱりなんとも言えない甘く嬉しい空気を響かせてくれる。

マガイ物が横行する昨今の中、こんなに真っ直ぐな恋の唄の存在が、
更にコレクターズの楽曲を、煌々と輝かせる。

コレクターズの1曲1曲は、恒星のように光を放つ美しいキャンディ。
それぞれの人生の場面の風景に溶け合いながら、コレクターズを愛する要因に変わる。

開演前。
「TOO MUCH ROMANTIC!」を聴きながら、日比谷公園を歩いた。
なんか、そんなロマンティックな気分でもないんだけど、それでもそんな気持ちだった。
同じリフ。
同じ声。
同じフレーズ。

そんな瞬間がステージに訪れたならば。
観客の嬉しそうな両の手の動きを見るだけでも、なんとも言えない気持ちになった。
時間をゆっくりかけながら、チョコレートを湯煎で溶かすような時間の中。

「世界を止めて」

もう、今日この日のために、コレクターズと出逢った夜。
この1曲でも充分過ぎる気持ちの置き場所。

雨も何時の間にか降る事をやめて。
あのステキなメロディが、20年の集大成、アンコール手前。
本編を綺麗に見事に締めくくる。
雨上がりの眩暈が起こる様な時間は、ゆっくりと溶けて流れた。

「CHEWING GUM」には、見たこともないようなチューインガムの雨が降りしきり。
包装紙の銀紙が、空に降らない星の代わりに低くステージに向かって流れて。
キラキラと見たことも無いようなチューインガムの雨は、甘い匂いを立ちこませながら、
僕の頭上を越えて、ステージに降り注いだ。

足元には今まで見たこともないようなチューインガムが埋まり。
「チューインガムの水たまり」のような。
それはそれは。

ガムを拾い上げて。
口に入れながら、なんとも言えないガムの味が、コレクターズのライブの味になった。

何度も書くけれど、極初期の曲でライブをしめることが出来るバンドは、
本当に秀逸なバンドだと思う。
それは歩みの流れが変わったとしても。
足元が決してズレずに、音楽を奏でている証拠の他ならないと思うのです。

「僕はコレクター」

週末を待ち続けた僕らは、チューインガムの雨に祝福を受けながら。
彼等の20年の歩みに賞賛を。
そして、2065年まで「THE COLLECTORS」に胸を焦がされながら。

日比谷の夜は、歓声の後また雨が音を立てて、帰り道を濡らした。

【追記】
オリコンより抜粋

この週末に日比谷野外音楽堂で20周年記念ライブを開催した人気バンドTHE COLLECTERS。
ライブの定番曲「リグレイ・チューインガム」でファンがステージに
リグレイ社のチューインガムを投げ入れることから、今回の節目のライブで、
「THE COLLECTERSのライブの日がチューインガムが一番売れる日」を証明しようとしていた
彼らだが、その結果、約6万5000枚のガムが投げ入れられていたことがわかった。

 当日が雨であったため、回収できないガムも多数あったそうだが、
なんと1人で140枚を投げ入れたファンもおり、
今回のライブではこれまで以上に大量のガムが空を飛び交い、大きな盛り上がりをみせた。

 しかし、その盛り上がりをよそに、あまりに大量のガムで清掃の時間が大幅に押してしまい、
この日をもって野音での彼らのライブでのガム投げ禁止令が出されてしまったとか。 
やはり、チューンガムが一番売れる日はTHE COLLECTERSのライブの日だった!?


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ひいらぎ

ザ・コレクターズ。
気になるけど、入ったことのない大人のバーって感じでしょうか?
きっかけが欲しい。
count down japanに出るので、ライブから見てみるわ!

ルースターズさんは男前ですよ!!
男前とハンサムは違いますから!
(貴方に会ったことないので、そんな判断はできません)
けど、書く記事が男前なんじゃない?素敵な勘違い。
by ひいらぎ (2006-10-23 23:50) 

ぶらんこ乗り

とても良いライブだったようで羨ましい・・・。そうなんだよね、初期の曲を特別じゃない空気で初期衝動そのままに繰り出せるバンドというのは、うれしいし軸がぶれていないような気がします。真心ブラザーズ、くるり、the pillowsが浮かびます。そんな彼らに共通しているのは、まっすぐな恋の歌を歌ってることかしら?コータロー兄さんの大胆で不適な笑みをニヤリと思い出しました。
by ぶらんこ乗り (2006-10-24 09:11) 

ルースターズ

>ひいらぎ様
いやいや、開けて見たら「おもちゃ箱!」みたいな感じですよ!
是非、体感してして。
まずは、CDで。甘い気持ちにとろけてしまって・・。

ハンサムかぁ。
いい言葉だね。
ハンサム(笑
by ルースターズ (2006-10-25 22:28) 

ルースターズ

>ぶらんこ乗り様
普段は「なんじゃぁーい!恋ってなんじゃぁー!ぬるかー!」と
息巻いてる自分が、本当の恋の唄を聴くと。
「恋っていいよね」なんて普通に言えてしまう位。
それくらい。
唄ってすげぇ。コレクターズってすげぇ。
時間止めて欲しいもの(笑)
by ルースターズ (2006-10-25 22:33) 

milk-milk

現役modsですねぇ!!
ちょっとファットですが(笑)
by milk-milk (2006-10-26 02:07) 

ローリー

良かったらしいにゃ~。
俺の友達も観に行ってたらしい。ローリーが前説したんでしょ、コレクターズマニアだからな~。
良いレポだね。トゥーマッチロマンティックな感じが伝わってきます。
シャララララ~♪
by ローリー (2006-10-26 16:50) 

ルースターズ

>milk様
まぁーでも容姿は変わっても、なにも変わらない本質が、
たかが容姿となってしまうのが。
アイドルとは違う「音楽」という世界だなぁーと思います!
by ルースターズ (2006-10-28 09:49) 

ルースターズ

>ローリー様
「リグレイチューインガム」のガムの雨。
TOO MUCH ROMANTICでしたよ(笑)

ローリーも吼えてましたよ。
あ!ローリーだぁー!って思いましたが、地味に長い前説(笑
by ルースターズ (2006-10-28 09:52) 

lita

私も行ってましたよ!
札幌から駆けつけました(笑
個人的にロミオにやられてました。。ほんと、いいライブだったね!
by lita (2006-12-11 00:31) 

ルースターズ

>lita様
ニャー!!久しぶり!!!
元気っすか?!来たんっすか?僕はソチラはチョコチョコ覗いております(笑)
コメントしろよな・・・って感じっすよね(笑)

直前に、行く?と話があり馳せ参じました。
にしても、帰りの雨で猛烈に濡れました。
それもまた思い出です。
by ルースターズ (2006-12-12 08:17) 

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